LOVE,BOND,ROCK&ROLL
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【G50 -GUNN 50th Anniversary-】
GUNNさん生誕50周年ライブ行ってきました。
最初に言っておくとこれはライブレポではないしキモオタが自分語りとお気持ちと妄言を書き連ねてるだけなので読まなくていいやつですし不快感感じても自己責任ですので。さあ閉じろ。
私生活がバタバタしてるので悩んだけど思い切って行って本当に良かった。
主役のGUNNさんは出ずっぱりで次から次へとゲストが入れ替わり立ち替わり。
ああいう出演者多めのお祭りみたいなライブはずいぶんと久しぶりだったな。
せいぜいライブに行くのも座席ありのワンマンだしフェスにもここ3年足を運んでいないし。
流行り病になってから何だか色んな事にがっかりしてしまって前みたいにライブハウスに行かなくなってしまった。
私はライブハウスという場所はとても特別な場所だと思っている。10代の頃から色んなハコに足を運んで沢山の感動を貰って生きてきた。ライブハウスでしか得られない体験と言うものが確実に存在する。それを日々の糧に生きていた部分は大きい。
ライブという形式上やはり規制も多く叩かれる事も多くて、それでも頑張っているライブハウスや音楽関係者も多いのは知っている。が、その反面、本当に自分勝手な人達も残念ながらまた多く目にしてしまって、そういうものを見るのがしんどくて“音楽”そのものに触れるのがだんだん嫌になってしまっていた。
取っていたチケットも軒並みキャンセルになり楽しみが本当に無くなってしまったのも物凄く応えた。
チケットを取った所でまたキャンセルになるかも。そう思ったらなかなかチケットを取りづらくなってしまった。そうしてどんどんライブから離れて行く。
そうしているとどんどん色んな物に心が動かなくなって行く。今まで好きだったものにも。
そういう自分に絶望しかけていた。
このまま新しい物にも出会う事なく心が枯れて行くのかと。
そんな時に出会ったPRIMALSが私の心を動かした。PRIMALSに出会ってから本当に生活が一変した。14を始めたのが1番大きいけど。
でも現状、自分が生でPRIMALSを見れるのはずっと先の話だろうなって思っていた。
PRIMALSとして見れないならその分メンバーの個々の活動をちゃんと追おうと思ってGUNNさんやイワイさんのライブがあれば見に行こうと思った。(テッチに関しては元々スパゴーを追い続けてるので)
でも中々関西でのライブがないわけで。
東京かー。遠征もなかなかしづらいご時世だしなぁと悩みはしたけれど。
今回は折角イワイさんもテッチも見れるし行くか!と3年ぶりの遠征を決めた。
同じく遠方の友達も行くと言うので久しぶりに会えるのも嬉しくて。(この友達というのも同じくスパゴーファンで同じタイミングでPRIMALSにすっ転んだあげく同じタイミングで14を始めた人なのです。ゲーム慣れしてるので私よりずっと進行早いけど。)
当日は東京に着くなり友達と合流してPRIMALSのBlu-rayの上映会を。一緒にやいやい言いながら見れるの楽しいー!
ライブも楽しみだねぇなんて言ってる時に見たツイートで状況は変わる。
宿題山積みだけど、お祝いしにきちゃった。 pic.twitter.com/MKdF6YX9zv
— ニー祖堅 (@SOKENsquareenix) 2022年11月5日
…………えっ?
祖堅さん来んの???????!!!!!!!!
一気に気が動転する我々。
いや心構えがさ!!!!!
開演までずっと無理無理言い続けていた…。
しかしまあライブが始まれば楽しむだけなので。司会のこんせいそん氏の登場で緊張もほどける。
ボートレース平和島楽しく拝見させて頂いております。GUNNさんとの変なコンビ感大好きなので生で見れて嬉しい。
ゲストが入れ代わり立ち代わり、セッティングの間もGUNNさんご本人がMCで場を繋ぐ。祖堅さんもだけど本当にサービス精神旺盛な人だなぁ…と改めて思う。
ガツンとロックなのもバラードもオルタナもアコースティックも色んな面のGUNNさんを見れて聞けて良かった。
個人的には大森洋平さんと大久保海太さんとの弾き語りがめちゃくちゃ好きだったので1月の下北行くことにしました…。勢いだいじ。
しかしその途中でテッチがドラムのセッティングに出て来てそっちも気になってしまう。
自分でセッティングするテッチも新鮮…。
城戸さんとテッチのツインドラムも最高だった!
城戸さんはテッチの代打でPRIMALSで叩いてるのを見た時にクセのある叩き方の人だなぁって思ったけど生で見るとやっぱりちょっとクセ強め。でも心地よい。
ていうかもうテッチのドラム聞いた瞬間「これだよこれー!!」ってなるのはスパゴーファン故です。音量がまず違うじゃないですか…。あの爆音ドラム最高。
ドラムソロめちゃくちゃかっこいいよー。
歳を重ねても尚あのパワフルさを維持してるのカッコ良すぎるんだなぁ…。さすがに最近のツアーでは終盤しんどそうだけどそれでも最後まで全力で突っ走ってくれるドラム一生ついてく…。
そしてイワイさんのベース!最初の1音聞いた瞬間膝から崩れ落ちそうになった。好きーーー!!!
弾き方すごくソフトタッチに見えるのにあの音圧そしてグルーヴ。かっこよすぎんか…?
PRIMALSのライブより激しめの動きにまたメロメロにされる…SUKI…
PRIMALS箱推しだけど強いて言うならイワイの女ですどうぞよろしく。
テッチ、イワイさん、そしてTHE ODGE氏との3曲はGUNNさんソロ期の中でも特に好きな曲たちだったのでもうその時点で大満足。
特に軋轢。それを今のテッチとイワイさんの演奏で聞けるとか至福すぎる。
若い頃の音源より年を重ねた事による厚みがプラスされてほんとおじさんバンドマンはこれだから最高なんすよ…。
そしてとうとう祖堅さん登場。
近くのヒカセン女子達から悲鳴が上がる。わかるぜ。私は息を呑む事しかできんかったけど。
1番最初の感想は「祖堅さんて実在したんだ…」
確かにちらりと祖堅さんも来るとか無いかな…って思ってたけど、前日に16開発の記事を読んで、いや今は絶対無理だよなって思ってたのに。
来ちゃうんだ〜〜〜〜〜〜!!
それだけ祖堅さんにとってPRIMALSって大事なんだろうな…って思った。
祖堅さん「上手い人ばっかりなのに俺なんか…演奏家じゃないし…」って楽屋でずっとテッチに愚痴ってたという話にGUNNさんが「俺らじゃあの感じは出せんからええのよ」って。
本当にそうで、ロックなんて上手ければ良いってもんじゃなくて1番大事なのってやっぱり衝動をどれだけ音に乗せられるか、だと思うのです。PRIMALSはテッチイワイさんの鉄壁のリズム隊とGUNNさんの鮮やかでしなやかなギターの上に更に祖堅さんの全力でやんちゃなギターが鳴るから完璧で最高なんですよ。他のギターじゃ駄目なんです。祖堅さんじゃないと。
PRIMALSって本当に4人のバランス(+コージさん)が良いバンドだなって思ってるのでご自身で否定する様な事は言っちゃダメー!
1曲目はシヴァ。
演奏中の祖堅さん物凄く楽しそうだった。
うん、それそれ。
演者の“楽しい”って気持ちは音に出る。その祖堅さんの音が大好きなんです。祖堅さんだけじゃなくてもちろんGUNNさんもイワイさんもテッチも。
あの音を、光景を焼き付けるので精一杯だった。とにかく夢みたいだった。クアトロの最前列であの体験が出来たことが。
この日の祖堅さんは今まで(映像で)見ていた祖堅さんよりなんだか無邪気な笑顔だったなぁと思ったのだけど、公式のステージでは祖堅さんが背負う物が多々ある中でこの日の祖堅さんはプライベートな出演故に何も背負う事なく純粋に演奏を楽しむ1人のロック少年の祖堅さんであったからなのかなぁ、などと後から守屋匠さん(PRIMALSの映像監督さん)のツイートを見て思ったのでした。
考えてみたら公式ではない場のPRIMALSって初めてだったのでは…?
色んな面で本当に特別なステージだったんだなって思う。
シヴァが終わってやたらに背の高いマイクが用意される。
………え?もしかして……?
もしかしてのコージさん登場!
1人だけきっちりPRIMALSのお衣装を身につけていたのでGUNNさんや祖堅さんになんでそれ着てんのってツッコまれて「じゃあ脱ぎますよ」ってシャツを脱ぐと今回のライブTをきっちり着込んでる抜け目のなさ!さすが!
でもサイズが小さかったみたいでおなか見えてた…かわよ…。
祖堅さんの「なにやんの?」の問いに「ティターニア?」って返すコージさん。その時の祖堅さんとGUNNさんの反応良かったですね…。
そして始まったのがタイタン!
会場のテンションもぶち上がる!
ライブ前の上映会で「なんだかんだタイタンが1番好きなんだよね〜」って友達に話してた数時間後に生で聞けるなんて誰が思う?
全ての音がキモチ良いよー!
いつもなら祖堅さんの客煽りが入る所だけどこの日は「GUNNさん50歳おめでとー!」って。グッと来ちゃう。
あっという間の時間だったけど、この光景たぶん一生忘れない。
最後はDEPTH。GUNNさんのPRIMALSとはまた違う色。
三浦一郎氏を招いての曲の途中、GUNNさんの様子が変わった事に気づく。目に浮かんだ涙。
あれ見たら、追い始めてまだ数ヶ月の人間だってGUNNさんが今までどれだけ真っ直ぐに音楽に向き合って来たのかが分かる。
と同時に「これで落ちねぇ女はいねぇよ〜〜〜!」などと下世話な事を思う。
例に漏れず私も完落ちだよ!
今回のライブを見て思ったのが、GUNNさんて本当に真っ直ぐな人だなぁと。だからあれだけの人間がGUNNさんのために集まったのだろうし、そこに鳴る音がどれも愛に溢れていた。
全てがキラキラと輝いていた。
ライブ最中にふっと、「あ、そうだ、ライブハウスってこういう場所だ」って思った。
今までライブハウスで体験した沢山のキラキラした思い出がばーっと思い出されて胸がギュッとなった。
GUNNさんが、思い出させてくれた。
音楽の素晴らしさ、ライブハウスの楽しさ、新しい物に出会った時のワクワク、PRIMALSを好きになってから本当に久しぶりに経験しているし、まだまだこういう気持ちになれるんだって思えている。
やっぱりライブじゃないと得られない物って確実にある。
色んな事を思い出せて来たので少しずつリハビリして行こう。
アンコールでのGUNNさんは最初ギターを弾き始めるも何やら思案した後電源を落としマイクから離れ生音、生の声で歌い出した。
全身全霊で届けようとしてくれた事にまたグッと来てしまう。なんて人だろう。
これで落ちない女は以下略。
3時間半あっという間のライブだった。ただただ多幸感しか無い最高の時間。
こういうライブはなんぼか経験して来てはいるけど、この日の事は確実に死に際に走馬灯で見るだろうなってライブだった。
最後にGUNNさんが投げたピックが目の前に落ちまして、得てしまいましたね…。最後の最後まで最高でした。
近くにいたヒカセン女子に「おめでとうございます!」って祝福して頂いたのもなんか嬉しかったです。